【豆知識】文章作成は「読まれやすさ」をイメージして
こんにちは。今回もメルマガならではの情報をお届けします。
今回のテーマは「読まれやすさ」。
読みやすさではありません。読まれやすさです。
お仕事で何か文章を書くという機会はどなたにもあると思います。
その際、書く前に一度、次のような疑問をもってください。
* その文章の存在に気づいた人がちゃんと最後まで文章を読んでくれるのか?
* 流し見程度で終わってしまうのか?
* 最初の一文だけ読んで終わってしまうのか?
これから書こうとしている文章はどの程度「読まれやすいのか」?
それによって、文章の書き方はまるっきり変わってくるんですね。
例えばいまお読みいただいている「メルマガ」。
これはメールという形でお届けするため、高い確率で文章を読み始めてもらうことができます。
また、すでにお仕事で関わらせていただいた知己の方へのメールですので、最後までお読みいただける確率もまた高い。
そうなると、衝撃的なタイトルをつけずとも、本文最初の一言でわざとらしく惹きつけなくとも、読者さんは文章を読んでくれる可能性が高いんです。
であれば肩の力を抜いて自分の言葉で語りかけるように筆を進めていく。
より具体的な商談や読後の行動を促していく。
そういった書き方をすることができます。
ではメルマガではなくダイレクトメールではどうでしょう?ブログは?新聞チラシは?
封を開けてもらうことすらなく捨てられる。
せっかく書いたブログが全く読まれない。
チラシを打ったがイマイチ届いていない。
広告費をかけたものの今ひとつ成果につながっていないという場合、ひょっとするとその広告の「言葉」と「読者」にミスマッチがあるのかもしれません。
もしかすると、ゆっくりと語りかけ詳しく説明する書き方が適していないのかもしれません。
目の前を通り過ぎる人々に対して、書き出しから「バナナ10円だよ!糖度も2倍!!!」みたいな強烈な情報をぶつけてどうにか呼び止め続きを読んでもらうような工夫が必要なケースなのかもしれません。
仕事として何か文章を書くときは、その文章の読者を一度想像してください。
* 見知らぬ読者にタイトルで見つけてもらう必要があるのか?
* 読み始めて即離脱しようとする読者をキャッチコピーで呼び止める必要があるのか?
* 言葉はどの程度の難しさのものを使うのか?
文章を手に取った読者の姿、冒頭を読み始めた読者の姿を想像し、適切な表現と順序で情報を書き出していきましょう。
文章はキレイな文体であることが大切なのではありません。
想定した読者に届き、内容が伝われば良いのです。
せっかく時間を割いて文を作るのですから、届けたい人に届き、封を開けてもらい、言いたかったことが確実に伝わる文章を目指していきましょう。